
春を告げる「香りの魔術師」沈丁花
2026年03月16日 10:03
みなさま こんにちは!そしてこんばんは!
メンバーの月野です。
街中を歩いていて、ふとどこからともなく甘い濃厚な香りが漂ってきたら、少し辺りを見回してみてください。
どこかに沈丁花が咲いているかもしれません。
夏のくちなしの花、秋の金木犀と並び「三銘香」のひとつです。
儒学者の貝原益軒は著書「大和本草」の中で「香遠し故に七里香とも云」と書いている通り七里香との別名があることからまるで春を告げる使者のようですね。
放浪の俳人、種田山頭火はこの花をこう詠みました。
「湛ふ水に沈丁花醒めて香を吐けり」
~波一つない静かな水面を前に、沈丁花がはっと目覚めたかのように強い香りを放つ。~
山頭火らしい鋭い感性で、目に見えない「香り」の力強さと生命の躍動を捉えています。
控えめな小さな花束のようですが凛とした気品も感じられるこの時期にぴったりの花ですね。
春を迎える陽光の中で、なんともひんやりとした春風に頬を撫でられながら、沈丁花の香りを感じてみてはいかがでしょうか。
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