
【地名の由来、知ってる?】第8回:小阪編
2026年10月22日 12:16
今回は、近鉄小阪駅周辺、司馬遼太郎記念館などでも知られる「小阪(こさか)」の地名の由来に迫ります。
由来は「西の大坂、東の小坂」?
「小阪」という地名は、もともと江戸時代には「小坂」と書き、読み方は「こさか」ではなく、「おさか」でした。
その由来として最も有力な説は、大阪(当時の大坂)との位置関係に基づいています。
西にある、上町台地を中心とした大きな坂の街を「大坂(おおさか)」
その東にある、この地域を「小坂(おさか)」
このように、西の「大」に対して東を「小」と呼び、地形や規模を表したのではないかと考えられています。また、上町台地のような地形に似ていたからという説もあります。
なぜ「坂」から「阪」へ?
江戸時代、この地域には「上小坂(かみおさか)」「中小坂(なかおさか)」「下小坂(しもおさか)」の
3つの独立した村がありました。
明治22年(1889年)の市町村合併の際、これらが統合されて「小阪村」となりました。
この時、大阪市が「大坂」から「大阪」へ表記を変更したのに倣い、「坂」という文字が「土に返る」に通じて縁起が悪いと嫌われたことから、「小阪」と改められたと伝えられています。
(※ただし、現在も「小坂神社」のように「坂」の字を残すものもあります)
「こさか」と呼ぶようになったのは…?
長らく「おさか」と呼ばれていましたが、明治時代、現在の近鉄奈良線(当時は大阪電気軌道、通称:大軌)が開通した際、駅名が「こさか」と記されたことから、徐々に読み方が定着していったといわれています。
