
冬来たりなば春遠からじ
2025年12月24日 11:52
寒い日が続いています。
紅葉した葉が、一枚一枚風に飛ばされ、すっかり街は冬の装いに様変わりしました。
事務所前の梅の木も日ごと落葉し、とうとう最後の一葉も飛ばされ丸裸になりました。
少しのあいだしんみりして眺めておりましたが、よくみると枯れ木の枝にぷっくりと新芽がめばえているではないですか!
「冬来たりなば、春遠からじ」
心がほっこりして、新しい年に向かって希望の光がさしてきました!
梅の花が咲くのが待ち遠しいです♡
ちなみに、この「冬来たりなば、春遠からじ」は、イギリスの詩人パーシー・ビッシュ・シェリーの「西風に寄せる歌」という小説の結びの一説
「If Winter comes,can Spring be far behaind?」
の翻訳です。
てっきり日本の著名な歌人が詠んだのかと思いきや翻訳だったのですね。
いわゆる【名翻訳】ってやつです。
「冬来たれば」や「冬来なば」じゃなく「来たりなば」としたところが心に響く気がします。
今は寒さの厳しい季節ですが、新しい暖かい春の訪れに光を見出した瞬間でした。